【2023年最新版】IT業界に就職、転職前に取得すべきおすすめの国家資格7選

IT

こんにちは。

IT企業に就職、転職する前に取得するべき国家資格を紹介しております。

ITの基礎知識を学ぶことで、就職活動中に面接官へのアピールにもなりますし、就職後にも役立ちます!

本記事では、難易度が低めの初級の資格と難易度が高めの上級 にわけてご紹介しております。

資格はどんなものがある?

IT系の資格には、IT業界全般の業種で活用できる全般系の資格と業種分野ごとの専門知識を求められる専門系の資格があります。

スキルレベル分類対象資格
スキルレベル1全般系・ITパスポート
スキルレベル2・基本情報技術者
スキルレベル3・応用情報技術者
スキルレベル4専門系・情報セキュリティスペシャリスト
・ネットワークスペシャリスト
・データベーススペシャリスト
・システムアーキテクト
・エンベデッドシステムスペシャリスト
スキルレベル別の資格一覧

初級の全般系の資格を取得後、就職先、転職先の業種にマッチする上級資格の順番で取得することがオススメです。

取得順の理由としては、全般系の基礎知識を取得しておかないと、専門的なIT用語などが多く登場するため、効率よく知識を蓄えられない事態が発生するかと思います。 結果的に基礎的な勉強を行うことになるため、初級の全般系の資格の取得からおすすめをしております。

就職先、転職先の業種にマッチする上級資格が存在しない場合は、応用情報技術者を取得し、全般系の知識をより深めることが良いかと思います。

資格があるだけで保有知識の証明となり、面接官に与える印象は異なるため、何も実績がない方は資格取得で実績づくりを行いましょう。資格手当が支給される企業もあります!

また、未経験の方は、プログラミングスクールの受講を行うこともオススメです。

プログラミングスクールでは、基礎知識の取得、実務に近い経験を積むことができますし、就職、転職サポートまで実施しているスクールが多いです。

下記記事でおすすめのプログラミングスクールを紹介しておりますので参考にしてください。

取得すべき資格 〜初級〜

比較的に取得難易度が低めな初級のIT国家資格をご紹介させていただきます。

こちらの資格を取得することで、基礎的な勉強、準備はしてきているという印象を面接官に与えることができます。

また、専門的な用語が多い業界なので、就職後のためにも基礎的に知識は身につけておいて損はないと思います。

スタートで挫折しないためにも、未経験の方は下記資格の取得を行いましょう。

・ITパスポート

全般系

対象者像

職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者

受験者数18,403名
合格者数9,430名
合格率51.2%
合格率:令和4年度春期(※1)

ITパスポートの合格率は、51.2%となります。

ITパスポートとは、経済産業省が認定している情報技術者試験の一つです。

ITに関する基礎的な知識を保有しているかが問われる入門レベルの国家資格となります。

基礎の基礎となりますので、学生でも取得率が高い傾向になります。他資格を取得するためにもまず取得を目指しましょう。

[おすすめ参考書]

・基本情報技術者

全般系

対象者像

高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

受験者数32,549名
合格者数13,544名
合格率41.6%
合格率:令和3年度春期(※2)

基本情報技術者の合格率は、41.6%となります。

基本情報技術者とは、経済産業省が認定している情報技術者試験の一つです。

情報システムの開発プロジェクトにおいて、実践的な知識が求められます。

エンジニアとして新しいキャリアをスタートしようと考えている方は、ITパスポートと基本情報技術者の資格を保有し、しっかりとした基礎を身につけることをオススメします。

この資格を保有することで基礎を構成し、さまざま応用知識に転用することができます。

[おすすめ参考書]

取得すべき資格 〜上級〜

取得難易度が高めのIT国家資格をご紹介させていただきます。

こちらの資格を取得することで、専門的な知識を保有している証明となります。

就職先、転職先の業種とマッチしている資格を保有していれば、就職、転職にかなり優位になることが予想されます。

私もIT系の一部上場企業に勤めておりますが、下記資格を保有している方はかなり少なく、貴重な戦力として扱われます。

・応用情報技術者

全般系

対象者像

高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者

受験者数32,189名
合格者数7,827名
合格率24.3%
合格率:令和4年度春期(※2)

応用情報技術者の合格率は、24.3%となります。

応用情報技術者とは、経済産業省が認定している情報技術者試験の一つです。

IT全般に関する幅広い知識、応用知識が求められます。

一般的に基本情報技術者 の試験を合格し、基礎的な実践スキルを身につけ挑む資格となります。

合格率も基本情報技術者 と比較するとかなり低くなっており、保有することで高度な知識を保有したIT人材として認められます。

[おすすめ参考書]

・情報セキュリティスペシャリスト

専門系

対象者像

サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して企業や組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し、また、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い、その結果に基づき必要な指導・助言を行う者

受験者数11,117名
合格者数2,131名
合格率19.2%
合格率:令和4年度春期(※2)

情報セキュリティスペシャリストの合格率は、19.2%となります。

情報セキュリティスペシャリストとは、経済産業省が認定している情報技術者試験の一つです。

情報セキュリティの専門家として、情報システムの開発プロジェクトや運用プロセスにおける技術面の支援および、企業の情報セキュリティ管理の品質を維持・向上する情報セキュリティマネジメントの実践能力が求めれれます。

情報セキュリティは、企業が最も注視する内容の一つで、情報漏洩や脆弱性をついたサイバー攻撃などにより、倒産まで追い込まれる企業もニュースでよく見ます。

どこの企業もニーズのある資格だと思いますので、オススメです!

[おすすめ参考書]

・ネットワークスペシャリスト

専門系

対象者像

高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報セキュリティを含む情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者

受験者数9,495名
合格者数1,649名
合格率17.4%
合格率:令和4年度春期(※2)

ネットワークスペシャリスト の合格率は、17.4%となります。

ネットワークスペシャリスト とは、経済産業省が認定している情報技術者試験の一つです。

ネットワークの専門家として、固有技術からサービス動向、ネットワークに関連したセキュリティ技術まで幅広く精通し、目的に適合した大規模かつ堅牢なネットワークシステムを構築し運用できる能力が求められます(※3)

ネットワークエンジニアやインフラエンジニアを目指している方向けの資格となります。

[おすすめ参考書]

・データベーススペシャリスト

専門系

対象者像

高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者

受験者数7,409名
合格者数1,268名
合格率17.1%
合格率:令和3年度秋期(※2)

データベーススペシャリスト の合格率は、17.1%となります。

データベーススペシャリスト とは、経済産業省が認定している情報技術者試験の一つです。

データベースの専門家として、企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供できる能力が求められます。(※4)

データベースの設計担当者、管理者、インフラエンジニアを目指している方向けの資格となります。

データベースの構築は、ほとんどの業種で利用されるため、幅広い業種に役立つ資格だと考えられます。

社内に一人は欲しい人材です!

[おすすめ参考書]

・システムアーキテクト

専門系

対象者像

高度IT人材として確立した専門分野をもち、ITストラテジストによる提案を受けて、情報システム又は組込みシステム・IoTを利用したシステムの開発に必要となる要件を定義し、それを実現するためのアーキテクチャを設計し、情報システムについては開発を主導する者

受験者数3,474名
合格者数520名
合格率15.0%
合格率:令和4年度春期(※2)

システムアーキテクト の合格率は、15.0%となります。

システムアーキテクト とは、経済産業省が認定している情報技術者試験の一つです。

各種専門的な業務分析や業務知識など、上流工程で必要な能力が求められます。

システムアーキテクトは、業務に適したアーキテクチャ設計や全体最適化といった概念が重視されており、様々な業務知識を取得しておく必要があります。

システムアーキテクトを取得することで高度な設計者として重宝されるでしょう。

[おすすめ参考書]

・エンベデッドシステムスペシャリスト

専門系

対象者像

高度IT人材として確立した専門分野をもち、IoTを含む組込みシステムの開発に関係する広い知識や技能を活用し、最適な組込みシステム開発基盤の構築や組込みシステムの設計・構築・製造を主導的に行う者

受験者数2,185名
合格者数400名
合格率18.3%
合格率:令和4年度春期(※2)

エンベデッドシステムスペシャリスト の合格率は、18.3%となります。

エンベデッドシステムスペシャリスト とは、経済産業省が認定している情報技術者試験の一つです。

ハードウェア、ソフトウェアの組み込み知識はもちろん、電子回路や電気の専門知識など幅広い知識が求められます。

システムエンジニアの中で、IoTを含む組み込み(エンベデッド)システム開発基盤の構築、設計・製造を主導的に行う方向けの資格となります。

幅広い知識が求められるので、長い実務経験のある方でも自信の業務範囲外の内容も多く出題されるため、しっかり対策しないと困難な試験となります。

[おすすめ参考書]

まとめ

いかがでしたでしょうか。

就職、転職を有利に進めるため資格取得を目指しましょう。

就職後も資格手当がある企業は多いので、受からなくても勉強を継続することをオススメします。

ご清聴ありがとうございました。

参考文献

(※1)情報処理技術者試験統計資料|独立行政法人情報処理推進機構
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/openinfo/pdf/statistics/202207_ip_shikenkekka.pdf
(※2)情報処理技術者試験情報処理安全確保支援士試験統計資料
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/toukei_r04h.pdf
(※3)ネットワークスペシャリストとは|ネットワークスペシャリストドットコム
https://www.nw-siken.com/nwis.html
(※4)試験の概要|データベーススペシャリスト試験.com
https://www.db-siken.com/dbgaiyou.html

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